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マッキー再逮捕に対しての私見〜医療者の観点〜

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マッキー再逮捕に対しての私見〜医療者の観点〜

マッキー再逮捕に対しての私見~医療者の観点~

槇原敬之(マッキー)が逮捕された。

今日はこの件に対して医療者ならではの視点で私見を述べようと思う。

彼の容疑は、「覚醒剤」と危険ドラッグの「ラッシュ」の所持だ。

そもそも論として、なぜ覚醒剤はダメなのか?

理由は単純で、覚醒剤を常用する事で精神が変容し自傷他害のリスクが増すからだ。

ASKAのブログをご覧になられた方ならその危険をお分かりになるかと思う(当時の投稿は削除済み)。

それはさておき!

日本では覚醒剤と麻薬では法律が異なる事をご存知だろうか?

一般の方からしたらどちらも「ダメ!絶対」という認識だと思うが、法律観点では違う。

何と、「医師は、患者を麻薬中毒者と診断した時は速やかに届出しなければならない(麻薬及び向精神薬取締法第58条)」が、「覚醒剤には届出の義務は無い(刑事訴訟法第239条)」のである。

いや、むしろ覚醒剤中毒者を届け出た事で守秘義務違反で訴訟されるリスクさえあるのだ!

この時代遅れの法律が日本独自の覚醒剤蔓延の理由でもある。

法律ばかりか日本は覚醒剤に甘い。ポール・マッカートニーが大麻で捕まった事もあったが、「覚醒剤の方が危険なのにタバコの延長の大麻がなんでダメなんだよ!」みたいな主張を彼はしていたかと(どっちもダメです…(⌒-⌒; ))。

日本における覚醒剤の歴史は言うまでもなく過去合法的に販売されていた「ヒロポン」にある。現在では流石に気軽に買える物ではない代物なのだが、昔は街の薬局で買えたのである。

今をときめく大手製薬会社が販売していたのだから(敢えてどこかは言いません…)、当時の日本では広く受け入れられていた様だ。

その様な事態が上記の様な法律解釈が分かれた経緯の様であって、いずれも戦後間もなくの事である。

いい加減、田代まさしと言いマッキーと言い、これだけ薬物が世間を騒がせているのだから、化石の様な法律の抜本的改正を行うべきなのではないだろうか?