浜松町こころのステーション・クリニック

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内装について② 〜パレイドリア〜

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内装について② 〜パレイドリア〜

さて、前回のブログで「内装は医学的・治療的な見地にも基づいている」と書いたが、今回はその事について書いていこうと思う。

サブタイトルに表記したが、「パレイドリア」という用語をご存知だろうか?

専門用語なので知らない方がほとんどだと思う。

「パレイドリア」とは、「視覚刺激や聴覚刺激を受けとり、普段からよく知ったパターンを本来そこに存在しないにもかかわらず心に思い浮かべる現象」を指す(by wiki)。例えば、岩が人の顔に見えたり、天井のシミ模様が生き物の様に見えたり、といった具合である。

不安の強い人は、パレイドリア現象によって不安が増強される事が知られており、当院の内装設計ではパレイドリアを誘発しない事に留意した。

床板の木目模様は、人によっては睨みつけられている様に感じる事があるため、完全に渦になっていない素材を選んだ(木目=木の目とは良く言ったものだ)。

また、天井の材質で良く虫食い模様のもの(ジプトーン素材)を見かけるが、あれも良くないと思う。どう見ても無数の虫が這っている様にしか見えない。

なぜジプトーンが世の中で広く用いられているかと言うと、単純にコストが安いからだ。アルコール離脱せん妄では無数の虫や小動物が這っている様な幻視を認める事があるが、影響は否定できない。

当院の内装は医療専門の内装設計会社「リチェルカーレ」が手掛けたのだが、僕の無理難題に色々応えてくれた事に改めて感謝したいと思う。
(to be continued…)